「平成くん、さようなら」
こんにちは、ハルキゲニアです📕
「平成くん、さようなら」を読みました。
最近テレビでよく見かける、
芥川賞の候補になった作品です。
<あらすじ>
平成が終わる前の日本が舞台。
現実と違うのは安楽死が合法化されていること。
平成が始まる年に生まれた平成(ひとなり)くんに
平成が終わるタイミングで安楽死しようと思うと
打ち明けられた恋人の愛。
合理的な思考の平成くんに、大切な人を失いたくな
いという愛の気持ちはなかなか伝わらない。
愛は平成くんを止めることができるのか…?<感想>
田舎の四十路のオバチャンには、
「都会の若者はこんなシャレた生活してんのか」と
ついていけなさを感じる点もたくさんあります。
でも根底にある、大切な人を失いたくない
という主人公の気持ちは痛いほどわかります。
平成くんにはその気持ちがなかなか伝わらず、
なんとももどかしい気持ちにさせられます。
平成くんが、わかりにくいけど優しくて、
可愛いげのあるャラクターなので、
主人公といっしょに平成くんを失いたくないと
感情移入して読みました。
全体的に切ない気持ちにさせられる作品です。
さて、今日はここまで👐
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!